ポイント・マイル

Amexポイントで家族4人ハワイへ!JALマイルに交換して特典航空券を取るまでの完全ガイド

はじめに

「次の家族旅行はハワイに行きたい!」

子どもたちのリクエストで決まった我が家の次の目標。ただ、家族4人でハワイとなると、航空券だけで軽く50万円コース。正直、普通に買うのはためらう金額です。

そこで目をつけたのが、日々の支払いでコツコツ貯めてきたAmex(アメックス)のポイント。これをマイルに換えて、特典航空券でハワイを目指すことにしました。

この記事では、実際に調べて分かった以下のことをまとめます。

  • Amexポイントをマイルに換える3つのルートとレートの違い
  • 見落としがちな燃油サーチャージの落とし穴
  • 最難関「家族4人・同じ便」の特典航空券を取る予約のコツ

Amexポイント→JALマイルの交換ルートは3つ

Amexのポイント(メンバーシップ・リワード)でJAL便に乗る方法は、大きく3つあります。

なお、以下のレートはすべて「メンバーシップ・リワード・プラス」(年間参加費3,300円・税込)に登録している場合のものです。ゴールド・プリファードやプラチナなら無料で登録できるので、マイル移行するなら登録は必須と考えてください。

全体像を図にすると、こうなります。

Amexポイントからハワイまでの3ルートの図解。①直接交換はレート40%でJALマイルに、②BA経由は80%でAviosに、③キャセイ経由は80%でアジアマイルになり、いずれもJAL便でハワイに行ける
Amexポイントでハワイに行く3つのルート

①直接交換:レート40%

いちばんシンプルなのが、AmexポイントをそのままJALマイルに移行する方法。ただしレートは**2,500ポイント→1,000マイル(40%)**と、かなり目減りします。

10万ポイント持っていても、JALマイルにすると4万マイル。せっかく貯めたポイントの価値が半分以下になるイメージです。手間をかけたくない人向けですが、正直もったいない。

10万ポイントを移行した場合の比較の棒グラフ。直接交換は40,000マイル、Avios・アジアマイル経由は80,000マイル相当
同じ10万ポイントでも、ルート次第で2倍の差に

②BAアビオス(Avios)経由:レート80%

次が、ブリティッシュ・エアウェイズのマイル「Avios」に移行する方法。レートは**1,250ポイント→1,000マイル(80%)**と、直接交換の2倍です。

「イギリスの航空会社のマイルでJALに乗れるの?」と思うかもしれませんが、JALとBAは同じワンワールド・アライアンスの仲間。BAのサイトからJAL便の特典航空券を予約できます。

ここで大事なポイント:このルートは「JALマイルになる」のではなく、「JAL便に乗れる別のマイルになる」ルートです。必要マイル数はJALの表ではなくBAの距離制の表で決まります(東京—ホノルルはエコノミー片道でおおむね2万〜2.5万Avios程度)。距離制の必要数は改定されることがあるので、予約前にBAのサイトで最新の数字を確認してください。

③キャセイ アジアマイル経由:レート80%

キャセイパシフィック航空の「アジアマイル」も、Amexの移行パートナーです。メンバーシップ・リワード・プラス登録時のレートはAviosと同じ80%(1,250ポイント→1,000マイル)。キャセイもワンワールドなので、アジアマイルでJAL便の特典航空券が予約可能です。

Aviosとの使い分けは必要マイル数と燃油の扱い次第ですが、日本語情報の多さと予約サイトの使いやすさではAviosに軍配が上がる印象です。

3ルート比較表

ルート レート 何のマイルになる? JAL便の予約
①直接交換 40% JALマイル JAL公式サイト
②BAアビオス経由 80% Avios BAのサイトから
③アジアマイル経由 80% アジアマイル キャセイのサイトから

レートだけ見れば②③の圧勝です。ただし、次の「燃油サーチャージ」まで含めて考える必要があります。

落とし穴:燃油サーチャージに注意

特典航空券は「タダ」ではない

マイルで取れるのは運賃部分だけ。燃油サーチャージや税金は別途現金払いです。そしてこれが今、かなり高い。

2026年7〜8月発券分のJALハワイ路線は、燃油サーチャージが片道40,400円。往復で約8万円です。しかもこの金額は原油価格や為替で2か月ごとに改定され、近年は過去最高水準が続いています。

家族4人だと差額はいくら?

燃油サーチャージの試算図。片道34,700円×往復×家族4人で合計277,600円を現金で支払う必要がある
家族4人の燃油サーチャージ試算(2026年7〜8月発券分の水準)

……マイルで航空券を取ったのに、現金で約32万円払うことになります。ここを知らずに「タダでハワイ!」と思っていると、発券画面で衝撃を受けます(受けました)。

なお、JAL便に乗る限りは①〜③どのルートでも燃油はかかります。どうしても燃油を回避したい場合は、JAL便をあきらめて燃油サーチャージのかからない提携航空会社(ハワイアン航空など)を検討する手もあります。ハワイアン航空はJALマイルでも特典航空券を予約でき、燃油サーチャージがかからないぶん現金の持ち出しをぐっと抑えられます。このあたりは別記事で掘り下げる予定です。

家族4人・同じキャビンで取るのが最難関

特典航空券の枠は少ない

特典航空券として開放される座席は1便あたりごくわずか。1〜2人ならなんとかなっても、4席まとめてとなると一気に難易度が上がります。ハワイは日本人に大人気の路線なので、なおさらです。

JALは360日前から予約開始

JAL国際線の特典航空券は、搭乗日の360日前から予約できます。つまり勝負は約1年前。「そろそろ計画しようかな」では遅くて、「来年のこの日に乗る」と決めて予約開始日を待ち構えるのが基本戦略です。

必要マイル数は東京—ホノルル往復エコノミーで基本40,000マイル/人(片道20,000マイル×2)。ただしJALは「特典航空券PLUS」という変動制で、基本マイルの席が売り切れると必要マイルがどんどん上がっていきます。家族4人なら基本マイルで16万マイルが目標ラインです。

狙い目は1月下旬〜2月出発

ハワイ路線の混雑ピークは夏休み・年末年始・GW。逆に、1月下旬〜2月出発は比較的席が取りやすい時期と言われています。

GW明けの5月渡航を狙うなら、360日前=前年の5月中旬に予約開始。学校のある子連れ家庭は日程の自由度が低いぶん、この「逆算」が命綱になります。

実際のアクション手順まとめ

ここまでの内容を、実際に動く順番に並べるとこうなります。

逆算スケジュールのタイムライン。ルート決定とポイント移行、カレンダー登録を経て、搭乗日の360日前の朝10時に予約開始。2027年5月3日出発なら2026年5月8日が予約開始日
2027年5月3日出発の場合の逆算スケジュール例

ステップ1:交換ルートを決める

まずは自分のポイント残高と行きたい時期から、①〜③のどのルートで行くか決めます。ポイント移行には数日〜数週間かかることがあるので、予約開始日の直前に慌てて移行するのはNGです。

ステップ2:予約開始日をカレンダーに登録

搭乗予定日から360日前を逆算して、スマホのカレンダーに登録。前日にもリマインダーを入れておくと安心です。

ステップ3:360日前の朝に予約

予約開始は午前10時(日本時間)。開始と同時にアクセスできるよう、事前にログインと会員情報の確認を済ませておきましょう。4席取れたら勝ちです。

まとめ

  • Amexポイント→JALマイル直接交換は40%と目減り大。Avios経由なら80%
  • ただしJAL便は燃油サーチャージが家族4人で約32万円かかる(2026年7〜8月発券分の水準)
  • 家族4人分の特典航空券は360日前の予約開始日が勝負

迷ったら、まずは②のAvios経由が無難だと思います。移行レートが80%と高く、予約サイトの日本語情報も豊富で、ワンワールドのJAL便を距離制で取れるためです。そのうえで、燃油サーチャージの負担がどうしても気になるなら、燃油のかからないハワイアン航空をJALマイルで取る選択肢も比較してみる——というのが、我が家が今のところたどり着いた結論です。

大切なのは、レートの良し悪しだけで決めず、「燃油サーチャージ」「予約の取りやすさ」まで含めて総額で考えること。ポイントは貯めるより使うときのほうが難しい、というのが今回調べてみての実感でした。

次回は、ハワイの滞在費をぐっと下げる「ホテル編(マリオットポイント活用)」を書く予定です。お楽しみに!