家族旅行記

【子連れ宿泊記】W大阪は子どもにとって「遊園地みたい」だった!誕生日サプライズとネオンの温水プール

はじめに

我が家には8歳の長女と5歳の長男がいます。今回泊まったのは、大阪・心斎橋の**「W大阪」**です。

Wホテルは、マリオット系の中でも**「大人の遊び場」を掲げるライフスタイルブランドで、W大阪はその日本第1号**にあたります。デザイン監修は建築家の安藤忠雄氏。御堂筋沿いに立つ黒い箱のような外観は、一度見たら忘れられません。

正直に書くと、予約した時点では少し身構えていました。**「ここ、子ども連れで行っていいところなんだろうか」**と。クラブのような照明、ネオン、バー。事前に見た情報はどれも大人向けのものばかりでした。

結論から言うと、この心配はまったくの見当違いでした。

子どもたちが館内に入って最初に言ったのが、この一言です。

「遊園地みたい!」

大人が「洗練されたデザイン」として受け取るネオンや暗い照明は、子どもの目にはアトラクションに映るようです。言われてみれば確かにそうで、この視点は自分にはまったくありませんでした。

この記事では、実際に子連れで泊まってみてどうだったかを、写真とあわせてまとめます。

W大阪の外観。黒いガラス張りの高層ビルに白いWのロゴ。手前に水が流れ落ちる壁面がある
御堂筋沿いのW大阪。黒いガラスの外観に白いWのロゴが浮かびます

ホテル概要

W大阪は2021年3月16日に開業した、日本初のWホテルです。

項目内容
所在地大阪市中央区南船場4-1-3(御堂筋沿い)
開業2021年3月16日(日本初のW)
デザイン監修安藤忠雄
規模地上27階・地下1階、全337室
主な施設WET(屋内プール)、WET DECK(屋外テラス・夏季)、FIT(ジム)、AWAY Spa

最寄りは大阪メトロ心斎橋駅。御堂筋に面していて、道頓堀や心斎橋筋商店街まで歩ける立地です。大阪の街歩きと組み合わせるにはこれ以上ない場所にあります。

W大阪の車寄せ。歩道沿いにメタリックな立体のWのオブジェが置かれ、奥に車が停まっている
車寄せの脇に立つWの立体ロゴ。ここが入口の目印になります

W大阪の位置(Googleマップ)。御堂筋沿い、心斎橋駅からすぐ

設備や営業期間は変更されることがあります。最新の情報は公式サイトで確認できます。

車で行く人へ:駐車場は「何時に出るか」で選ぶ

先に、いちばん実用的な話を書いておきます。車で行くなら、駐車場は事前に考えておいたほうがいいです。

我が家が現地で確認した料金は、次のとおりでした。

料金条件
ホテルの駐車場5,000円 / 1泊時間の制約なし
エスト心斎橋駐車場(目の前)3,500円 / 1泊翌日12:00まで。以降は600円/時間

目の前にあるのは**「エスト心斎橋駐車場」**です。事前予約もできるので、確実に停めたいなら先に押さえておくという手もあります。

パッと見では、こちらのほうが1,500円安いです。御堂筋沿いという立地を考えるとホテルの5,000円は高めなので、普通ならコインパーキングを選びたくなります。

ただし、落とし穴があります。

コインパーキングの3,500円は**「翌日12:00まで」の料金です。それを過ぎると600円/時間**が加算されていきます。つまり、チェックアウトが遅いほど不利になる仕組みです。

我が家の場合はこうなりました。

  • レイトチェックアウトで16:00まで滞在
  • さらに翌日もプールを利用する予定

この条件でコインパーキングを使うと、12:00〜16:00の4時間ぶんが超過します。

3,500円 + (600円 × 4時間) = 5,900円

ホテルの5,000円のほうが900円安いという逆転が起きました。結果、我が家はホテルの駐車場を選んでいます。

判断の分かれ目は「12時」

整理すると、こうなります。

  • 12:00までに出る → エスト心斎橋駐車場が安い(3,500円)
  • 12:00を大きく過ぎる → ホテルの駐車場が安い(5,000円・時間制限なし)
  • 14:00以降まで滞在するなら、ほぼホテルの駐車場に軍配が上がります

ここで効いてくるのがMarriott Bonvoyの上級会員特典です。プラチナエリート以上ならレイトチェックアウトが16:00まで(空室状況による)使えるため、そもそも「12:00に出る」という前提が崩れます。

上級会員ほどホテルの駐車場が有利になる、という関係になっているわけです。マリオットアメックスでステイタスを取っている方は、この点も込みで計算してみてください。

ホテルの駐車場は「預けるタイプ」だった

もうひとつ、知っておくと戸惑わない点があります。

ホテルの駐車場は、自分で駐車スペースまで運転していくセルフ式ではありませんでした。 車寄せに停めると、そこから先はスタッフの方が移動してくれるタイプです。

これは子連れにはかなり相性がいい方式でした。玄関の前で停めて、子どもと荷物を降ろしたら、あとは鍵を預けるだけ。駐車場から玄関まで、子どもの手を引いて荷物を運ぶ、という一番大変な工程がまるごとなくなります。

一方で、車をすぐには出せないという面もあります。ちょっと買い物に、というような気軽な出し入れには向きません。滞在中に何度も車を使う予定があるなら、コインパーキングのほうが小回りが利くという考え方もできます。

料金だけでなく、「車を何回動かすか」も選ぶ基準になるわけです。

エントランスからして「普通のホテルではない」

一般的なホテルのロビーは、明るく開けていて、正面にフロントがある——という形が多いと思います。W大阪はその真逆でした。照明は絞られ、色が使われ、音楽が流れている。

象徴的なのが、入ってすぐの青い光のトンネルです。

W大阪のエントランスにある青く光るトンネル。円形の穴が無数に開いた壁と天井が青い照明に照らされている
入ってすぐの青いトンネル。ここを抜けた瞬間に「普通のホテルじゃない」と分かります

無数の穴が開いた壁と天井が青一色に照らされ、まっすぐ奥へ伸びています。ホテルというより、美術館かアトラクションの導入部です。

大人だけなら「おしゃれだけど落ち着かないかも」と感じたかもしれません。ところが子どもたちは、暗さも派手さもそのまま「楽しい」に変換して、はしゃぎながら駆け抜けていきました。

エレベーターも廊下も、この調子

トンネルを抜けても、この世界観は続きます。エレベーターの中はピンクのネオン。

W大阪のエレベーター内。ピンクのネオン管に照らされたボタンパネルに、各階の施設名が英語で書かれている
エレベーター内のボタン。フロア表示がそのまま館内マップになっています

このボタンを見ると、館内の構成が一目でわかります。

施設
4AWAY SPA / FIT(ジム)/ WET(プール) / WET BAR
WWELCOME(フロント)/ LIVING ROOM / W THE STORE / OH.LALA…(朝食会場)
2GREAT ROOM / STUDIOS / STAGE
1WHEELS / MYDO TEPPANYAKI / MIXUP

フロント階が「1階」ではなく**「W」**と表記されているあたりが、いかにもWらしいところです。プールは4階なので、水着で向かうときはこの階を押すことになります。

客室階の廊下も、照明を落とした演出が続きます。

W大阪の客室階の廊下。照明が絞られ、天井と壁がほのかにピンクに照らされている。奥に子どもの後ろ姿
客室階の廊下。ここもかなり暗めです

ロビーは「大阪の遊び心」がテーマ

フロント階のロビーにも、見どころがいくつもあります。まず目を引いたのが、こけしがずらりと並んだ壁でした。

ロビーの壁一面に並んだカラフルなこけし。色とりどりの模様のこけしが格子状のケースに整列している
ロビーのこけしの壁。ひとつずつ柄が違います

W大阪は**「大阪商人の遊び心」**をテーマにしていて、館内のあちこちにこうした遊びが仕込まれています。子どもは「同じ柄がないか」を探し始めるので、待ち時間の暇つぶしとしても優秀でした。

ロビーにある半円形のソファ席。金属のチェーンカーテンで囲まれ、中央に白い丸テーブルが置かれている
金属のカーテンで囲まれた半円形のソファ席。秘密基地のようで子どもに人気でした

金属のチェーンカーテンで囲まれた半円形のソファ席もあります。囲われた空間は子どもが必ず入りたがるので、ここも足止めスポットとして機能していました。

客室:アップグレードで「デラックス」に

今回は、Marriott Bonvoyの上級会員特典で「デラックス」の客室にアップグレードしていただけました。

後述するとおりW大阪にはラウンジがありませんが、部屋のアップグレードはしっかり効きました。「ラウンジがないからステイタスの意味がない」ということはなく、受けられる形が違うだけだと感じます。

客室には55インチのLEDテレビとBluetoothスピーカー、そして自分でカクテルを作れる**「MIXBar」**が備わっています。ネオンを使った照明も、Wらしい要素です。

W大阪の客室。大きな円形の照明を背にしたベッド、奥に大きな窓と街の眺めが広がる
客室。ベッドの背後にある大きな円形の照明が印象的です

そして部屋の中にも、しっかりネオンが入っています。

客室の鏡張りの壁にピンクのネオンのラインが斜めに走り、テレビが設置されている
鏡張りの壁にピンクのネオン。廊下からの世界観が部屋まで続きます

窓際にはデイベッドがあり、ここが我が家では一番人気でした。大阪の街を見下ろしながら寝転がれるので、子どもたちが取り合いになっていました。

窓際に置かれたグレーのデイベッド。ピンクの顔が描かれたクッションが置かれ、床は濃いピンクのカーペット
窓際のデイベッド。床のカーペットもショッキングピンクです

バスルームは打って変わって、グレーの石を基調とした落ち着いた造りでした。

W大阪のバスルーム。グレーの石を基調とし、丸みのある白い洗面台と円形の鏡、奥にバスタブがある
バスルーム。ここだけは色を抑えた落ち着いた空間です

地味に効いた:水・コーヒー・紅茶が無料

派手な話が続きましたが、実際に泊まって一番ありがたかったのは、もっと地味なところでした。

客室のお水・コーヒー・紅茶が無料です。しかもおかわりができました。(確実に確認できたのはお水です。コーヒーと紅茶も同様の扱いだと思われます)

子連れだと、とにかく水を飲みます。 移動して、はしゃいで、お風呂に入って、また飲む。これが有料のミネラルウォーターだと、1泊で地味に金額がかさみますし、そのたびに買いに行く手間もかかります。

ラグジュアリーホテルでも水は有料というところは珍しくないので、ここが無料なのは素直に助かりました。部屋で気兼ねなく水が飲めるというだけで、子連れの快適さはかなり変わります。

誕生日のサプライズが、想像以上だった

今回の宿泊は、妻と長男の誕生日記念でした。我が家はこの2人の誕生日が近いので、まとめてお祝いする形です。予約時にその旨を伝えていたところ、部屋に入ると特別なアメニティが用意されていました。

客室に用意されていた誕生日のアメニティ。透明な箱に入ったマカロンの詰め合わせが2セットと、W HOTELSと書かれた白いカード。窓の外には大阪の街並み
部屋に用意されていた誕生日のアメニティ。マカロンには「Happy Birthday」のプレートが添えられていました

用意されていたのは、この3つです。

  • バースデーカード(W HOTELSのロゴ入り)
  • マカロンの詰め合わせ(「Happy Birthday」のチョコプレート付き)
  • ぶどうのお菓子のセット

透明な箱に入ったマカロンが2セット「2人ぶん」できちんと用意されていたのが、地味ですがうれしいところでした。伝えた内容がそのまま反映されている、という安心感があります。

正直、ここまでしてもらえるとは思っていませんでした。部屋に入った瞬間の息子の顔が、この旅行で一番の思い出になったかもしれません。

Wは「大人の遊び場」を掲げるブランドなので、子どものお祝いにここまで丁寧に対応してくれるとは想像していませんでした。もし記念日で泊まるなら、予約時にひとこと伝えておく価値は間違いなくあります。(内容はその時々で変わると思うので、期待しすぎずに伝えておく、くらいの気持ちで)

WET(ネオンの温水プール)は要予約だった

W大阪には、ネオンに照らされた屋内プール「WET」と、その隣に広がる屋外テラス「WET DECK」があります。WET DECKは夏季限定の営業で、隣接する「WET BAR」も同時期に開きます。

W大阪4階の屋内プールWET。細長いプールの天井に青いネオンが走り、水面に映り込んでいる。右手のガラス越しに屋外テラスのパラソルと植栽が見える
4階のWET。天井の青いネオンが水面に映り込みます。ガラスの向こうが屋外テラスの「WET DECK」です

実際に入ってわかったことを、先に書いておきます。

プールは室内で、温水でした。 屋外テラスは夏季限定ですが、プール本体は温水の屋内なので、季節を問わず泳げるつくりです。(営業期間は変わることがあるので、公式サイトでの確認をおすすめします)

そしてこれが一番の注意点なのですが、

  • 利用は1時間の入れ替え制
  • 要予約(当日の予約でOK)

でした。おそらく繁忙期のための運用だと思います。「泳ぎたくなったらいつでも行ける」ホテルではないということです。

子連れの場合、これは知っているかどうかで一日の組み立てが変わります。チェックインのときにプールの予約を取ってしまうのが正解だと思いました。子どもは「今すぐ入りたい」と言い出すものなので、先に枠を押さえておくと揉めずに済みます。

1時間という枠についても、子どもと入るぶんにはむしろちょうどよかったというのが実感です。だらだら長居せず、上がる時間が決まっているほうが切り上げやすい面もありました。

もうひとつ良かったのが、プールサイドにも水が常備されていたことです。プールでは子どもが自分から「喉が渇いた」と言い出すことが多いので、わざわざ部屋に取りに戻らなくていいのは助かりました。

持ち物のルール:浮き輪は使えません

子連れで行くなら、ここは事前に知っておいたほうがいいです。

持ち物可否
浮き輪持ち込み禁止
ビート板レンタルあり(持参不要)
水泳キャップ不要

一番の注意点が、浮き輪が使えないことです。子連れのホテルステイでは浮き輪を持っていくのが定番なので、荷物に入れていっても使えません。

代わりにビート板が借りられます。手ぶらで行って大丈夫なので、荷物は減らせます。

ただし、浮き輪が使えないということは、まだ自力で浮けない小さい子は、大人がずっと支えている前提になるということです。未就学の子と入るなら、大人が一緒に水に入る覚悟で行ったほうがいいと思います。「浮き輪に乗せて子どもを浮かべ、大人はプールサイドで見守る」という過ごし方はできません。

水泳キャップは不要でした。わざわざ人数分を買っていく必要はありません。

なお、以前泊まったザ・リッツ・カールトン沖縄でも屋内温水プールに助けられました。子連れでホテルを選ぶとき、屋内プールの有無は季節を問わず効いてくる条件だと感じています。

残念な点:ラウンジがない。でも子連れには、むしろ良かった

正直に、残念だった点も書いておきます。

W大阪には、クラブラウンジ(エグゼクティブラウンジ)がありません。

Marriott Bonvoyのプラチナエリート以上にはラウンジアクセスという特典がありますが、そもそもラウンジのないホテルでは使いようがありません。ステイタスを持っている人にとっては、ここは物足りなく感じる部分だと思います。

代わりに「朝食無料」か「1,000ポイント」が選べた

ただし、マリオットはこれをきちんと補う仕組みを用意しています。

プラチナエリート以上には**「ウェルカムギフト」**があり、ポイント・朝食・アメニティなどから選べます。選択肢はホテルやブランドによって変わりますが、ラウンジがないホテルでも代わりの特典が受けられるようになっています。

今回W大阪で提示されたのは、次の2択でした。

選択肢内容
朝食無料滞在中の朝食が無料に
ボーナスポイント1,000ポイント

我が家は迷わず朝食を選びました。

12歳以下も無料。家族4人ぶんの朝食が浮いた

そして、ここが子連れには大きかったのですが、12歳以下の子どもも朝食が無料になりました。

つまり、大人2人+子ども2人の朝食が、まるごと無料です。都市型ラグジュアリーホテルの朝食を家族4人ぶん払うと、それだけでかなりの金額になります。1,000ポイント(価値にして1,300円前後)と比べれば、どちらを選ぶべきかは考えるまでもありません。

なお、子どもの扱いはホテルによって違うことがあるようなので、チェックイン時に確認しておくのが確実です。

子連れには、ラウンジより朝食無料のほうが合っている

ここからは我が家の考えですが、子連れにとっては、ラウンジがないことは必ずしもマイナスではありません。

プラチナ会員が増えた影響でラウンジは各地で混雑しています。カクテルタイムに行列ができたり、時間制・予約制になったりというホテルも出てきました。

子連れで混み合ったラウンジに並ぶのは、正直かなり気を使います。落ち着かないうえ、子どもが食べられるものが少ないということも珍しくありません。

その点、「朝食が家族全員無料」というのは、使いどころで迷うことがない、非常に分かりやすい特典です。ラウンジのないホテルを選ぶことは、子連れにとってはむしろ合理的なのかもしれない——W大阪に泊まって、そう感じました。

朝食

朝食の会場は、フロントと同じ**W階にある「Oh.lala…」**です。先ほどのエレベーターのボタンに書かれていた店名が、これにあたります。

形式はビュッフェで、これがとてもおいしかったというのが率直な感想です。

W大阪の朝食ビュッフェのパンコーナー。クロワッサンや焼き菓子、ドーナツが木のトレイに並び、ジャムの小瓶とBread & Breakfastの黒板サインが置かれている
朝食のパンコーナー。焼き菓子やジャムの小瓶まで、見た目から楽しい並べ方でした

パンや焼き菓子が種類豊富に並び、ジャムも小瓶で選べるようになっていました。見た目から「選ぶのが楽しい」作りになっているので、子どもは自分で好きなものを取っていました。

ビュッフェは、子どもが自分のペースで好きなものを選べるという点で、子連れにはやはりありがたい形式です。前述のとおり12歳以下は無料なので、遠慮なく取らせられるのも気持ちが楽でした。

デザイン先行のホテルだと「見た目はいいが味は普通」ということもありますが、W大阪の朝食は見た目も味も両立していました。 ウェルカムギフトでこれが無料になるなら、朝食を選ばない理由はありません。

費用:ポイントで泊まるといくら?

今回の宿泊は、Marriott Bonvoyのポイントで1泊66,000ポイントでした。同じ日の現金料金は89,550円だったので、1ポイントあたり1.36円で使えたことになります。

ただ、泊まってから気になったのが、**「この66,000ポイントは、高かったのか安かったのか」**です。

マリオットは2022年3月に固定のアワードチャート(「カテゴリー◯なら◯◯ポイント」という表)を廃止し、必要ポイント数が日によって変わる変動制になりました。決まった表がないため、自分が払ったポイントが相場に対してどうだったのかが分かりません。

そこで、W大阪の必要ポイント数と現金料金を実際に15日分検索して記録してみました。

W大阪の最安日と最高日の比較。現金は66,780円から152,800円へ2.29倍に跳ね上がるのに対し、必要ポイントは66,000ポイントから85,000ポイントへ1.29倍にとどまる
結論を先に。現金は2.29倍になるのに、ポイントは1.29倍しか上がりません

調べ方

  • 調査日:2026年8月15日
  • 条件:1泊・大人2名・もっとも安い客室タイプ
  • 取得した値:必要ポイント数と、同じ日の「スタンダード料金」(サイト表示額)
  • サンプル:2026年8月〜2027年2月の15日分。各月の水曜と土曜を1日ずつ、加えて年末年始(12/30・12/31)

平日と週末の差を見たいので、水曜と土曜を同じ数だけ選んでいます。すべて公式サイトの検索結果をそのまま記録したものです。変動制である以上この数字は今後変わるので、**「2026年8月時点の相場感」**として読んでください。

15日分の全データ

日付曜日必要ポイント現金料金1ポイントの価値
2026/8/1566,00089,550円1.36円
2026/9/966,00066,780円1.01円
2026/9/1272,00089,550円1.24円
2026/10/1481,000104,730円1.29円
2026/10/1783,000112,320円1.35円
2026/11/1172,00079,430円1.10円
2026/11/1482,00092,080円1.12円
2026/12/960,00073,105円1.22円
2026/12/1276,00095,875円1.26円
2026/12/3074,000124,970円1.69円
2026/12/3185,000152,800円1.80円
2027/1/1358,00071,840円1.24円
2027/1/1665,00081,960円1.26円
2027/2/1062,00080,695円1.30円
2027/2/1368,00087,020円1.28円

「1ポイントの価値」は現金料金 ÷ 必要ポイント数で計算しています。この値が大きいほど、ポイントを使ったときのお得度が高くなります。

最安・最高・平均

最安(最低)最高平均
必要ポイント58,000pt(1/13 水)85,000pt(12/31 木)約71,300pt
現金料金66,780円(9/9 水)152,800円(12/31 木)約93,500円
1ptの価値1.01円1.80円約1.30円

必要ポイントは最高が最安の約1.47倍。それに対して現金は約2.29倍にもなります。

ポイントは「高い日」に使うべき

今回いちばんはっきり出たのが、これです。

現金料金は最大2.29倍まで跳ね上がるのに、必要ポイント数は1.47倍にしかなりません。

つまり、ホテルが高くなる日ほど、ポイントで泊まったときの得が大きくなるということです。

もっとも極端なのが大晦日で、現金なら152,800円のところ、ポイントなら85,000ポイント(1pt=1.80円)。一方、閑散日の9月9日は現金66,780円に対して66,000ポイント(1pt=1.01円)。

同じ66,000ポイント前後を使っても、使う日によって戻ってくる価値が1.8倍近く違うわけです。安い日は現金で払い、ポイントは高い日のためにとっておく——これが今回のデータから言える、いちばん実用的な結論でした。

平日と週末の差は、思ったより小さい

平日(水曜)7日分と週末(土曜)7日分で平均を比べました。

必要ポイント(平均)現金料金(平均)
水曜約67,600pt約85,900円
土曜約73,100pt約92,600円

差はポイントで約5,500、現金で約6,700円。週末のほうが高いのは確かですが、「平日を狙えば劇的に安くなる」というほどの差ではありません。

実際、平日である10月14日(水)は81,000ポイントで、多くの土曜より高くなっています。曜日よりも「その日に何があるか」のほうが効いている印象でした。

子連れだと平日に泊まるのは難しいことが多いので、このホテルに関しては週末を避けることにこだわりすぎなくていいというのは、ひとつの安心材料だと思います。

我が家の66,000ポイントは「まずまず」だった

最初の疑問に戻ります。今回払った**66,000ポイント(8月15日・土)**はどうだったのか。

  • 必要ポイント数は平均71,300ポイントより約5,000ポイント安い
  • 1ポイントの価値は1.36円で、平均の1.30円を上回っている

土曜日にしては安いほうで、使い方としても平均以上でした。大晦日の1.80円には及びませんが、悪くない選択だったと言えそうです。

アメックスの無料宿泊特典と組み合わせると

Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム・カードには、年間400万円の利用と継続で最大75,000ポイント分の無料宿泊特典が付きます。さらに自分のポイントを25,000まで足せて、最大100,000ポイントの宿泊に使えます。

今回のデータに当てはめると、こうなります。

無料宿泊特典W大阪に使えるか
75,000pt(そのまま)15日中12日でそのまま泊まれる
+25,000pt(最大100,000pt)調べた15日すべてで泊まれる

75,000ポイントの特典1枚で、W大阪のほとんどの日程に泊まれてしまうわけです。

そして、もっとも価値が出るのが大晦日です。

85,000ポイント(特典75,000 + 自分のポイント10,000)で、152,800円の部屋に泊まれる

カードの年会費は82,500円ですから、この1泊だけで年会費を上回る計算になります。「年会費が高い」と言われがちなカードですが、使う日を選べば無料宿泊特典1回で回収できるということです。

「大人の遊び場」は、子どもには遊園地だった

泊まる前の心配に、あらためて答えを書いておきます。

W大阪は、子連れで行って大丈夫でした。 それも「なんとかなった」ではなく、子どもが一番楽しんでいたという結果です。

理由は単純で、このホテルが持っている「非日常感」が、大人と子どもで違う形に効くからだと思います。大人はデザインや世界観として味わい、子どもはそのまま遊園地として受け取る。ネオン、暗い廊下、光るプール——どれも、子どもにしてみればアトラクションの一部です。

一般的なシティホテルは、子どもにとっては「ただ寝るところ」になりがちです。その点W大阪は、ホテルにいる時間そのものがイベントになるホテルでした。

ただし、大人の目にはこう映る

ここは正直に書いておきます。

館内はところどころピンクの照明で照らされています。子どもは大喜びなのですが、大人の目線だと、正直ちょっと別ジャンルの宿に見えなくもありません(笑)

もちろんデザインとして意図されたものですし、実際に泊まれば「そういう世界観のホテル」として納得します。ただ、写真だけ見て「ここに泊まるよ」と配偶者に見せると、一瞬微妙な顔をされる可能性はあります。

同じ空間でも、子どもは「遊園地」、大人は「なんだこれ」。この落差こそがW大阪の面白さなのだと思います。

泊まる前に知っておきたいこと

  • プールは要予約・1時間の入れ替え制(当日予約でOK)。チェックイン時に枠を押さえるのが正解です
  • プールは屋内の温水。屋外テラスのWET DECKは夏季限定ですが、泳ぐだけなら季節を選びません
  • 浮き輪は持ち込み禁止。ビート板はレンタルでき、水泳キャップは不要。小さい子と入るなら大人も水に入る前提で
  • 記念日は予約時に伝える。今回は妻と息子のぶん、2セットのお菓子とバースデーカードを用意してもらえました
  • ラウンジはありません。プラチナ以上ならウェルカムギフトで「朝食無料」を選ぶのがおすすめ(12歳以下も無料になりました)
  • 客室の水・コーヒー・紅茶は無料でおかわり可。プールサイドにも水があるので、飲み物を買い込んでいく必要はありません
  • 駐車場は「何時に出るか」で選ぶ。12:00までに出るならエスト心斎橋駐車場、レイトチェックアウトするならホテルの駐車場
  • ホテルの駐車場はスタッフが移動してくれるタイプ。子連れの乗り降りは楽だが、気軽な出し入れには不向き
  • 暗さと音は「W」の仕様。落ち着いた静かなホテルを求める人には向きませんが、子どもはむしろ喜びます

まとめ

  • W大阪は2021年3月開業の日本初のWホテル。安藤忠雄デザイン監修、御堂筋沿いの全337室
  • 「大人の遊び場」がコンセプトだが、子どもには「遊園地みたい」に映る。子連れでもまったく問題なかった
  • 記念日は予約時に伝えるべき。妻と息子の誕生日を伝えたところ、バースデーカードとマカロン・ぶどうのお菓子が2人ぶん用意されていた
  • 朝食はW階の「Oh.lala…」でビュッフェ。味も良かった。ウェルカムギフトで無料になるなら選ばない理由がない
  • 客室はデラックスにアップグレード。ラウンジはなくても、上級会員特典は部屋の形で効いた
  • プールは屋内の温水で、要予約・1時間の入れ替え制。チェックイン時に枠を取るのがおすすめ。浮き輪は持ち込み禁止(ビート板はレンタル可・水泳キャップ不要)
  • クラブラウンジはないのが残念な点。ただしプラチナ以上のウェルカムギフトで朝食無料を選べ、12歳以下も無料。子連れならラウンジより価値がある
  • 客室の水・コーヒー・紅茶は無料でおかわり可。プールサイドにも水があり、子連れには地味に効く
  • 駐車場はホテル5,000円/泊、目の前のエスト心斎橋駐車場3,500円(翌12:00まで)。レイトチェックアウトするならホテルのほうが安くなる。ホテル側は車を預ける方式
  • ポイント宿泊は1泊66,000ポイント(同日の現金は89,550円=1pt 1.36円)
  • 15日分を実測すると、ポイントは58,000〜85,000(平均約71,300)、現金は66,780〜152,800円(平均約93,500円)
  • 現金は2.29倍まで上がるのにポイントは1.47倍まで。ポイントは高い日に使うほど得
  • アメックスの無料宿泊特典(最大75,000pt)なら、調べた15日中12日はそのまま泊まれる

泊まる前は「子連れで大丈夫だろうか」と身構えていましたが、結果的にこの旅行で一番はしゃいでいたのは子どもたちでした。

大人が「デザイン」として受け取るものを、子どもは「アトラクション」として受け取る。ホテルにいる時間そのものが目的になるという体験は、普通のシティホテルではなかなか味わえません。

大阪で子連れの宿を探していて、「泊まる」だけでなく「遊ぶ」も兼ねたいという方には、かなり面白い選択肢だと思います。

(2026年8月時点の宿泊にもとづいて執筆しています。設備・料金・必要ポイント数などは変わることがあるため、おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。)